今委員から御指摘のとおり、調達実施本部をめぐる背任事件につきまして、諸冨元調本長ほか十三名に対し有罪判決が下され、これを厳粛に受けとめております。
それで、これを受けまして、防衛庁の附属機関であります調達実施本部におきましては、調達実施本部文書処理要領に関する達というものを調本長が定めております。
ただし、久間元防衛庁長官が国会で答弁した従来の見解は、その時点における当庁の調査を前提にしたものでありますから、返還額を決定した諸冨元調本長あるいは上野元副本部長から十分な真相の説明が得られなかった、また、関係会社役員等に対する聞き取りによっても同様に適切かつ十分な説明が得られなかった、こういうことがありまして、過去に決裁を経た返還額に誤りがあったと判断するには至らなかったという面が確かにございます
今に至ってみますと、当時の調本長とかの人とか、あるいはまたその当時の関係者の一部からの見解ということで当時のやり方が間違っていたということはわかったわけでございますが、内部の段階ではなかなかそこまでははっきりしなかったということを率直に記述したものでございます。
その際に、書類の焼却処分を行ったかどうか、また行ったとして、その中に今回の元調本長らの背任容疑事件に関する重要書類が含まれていたかどうかについて目下調査中であります。
また、本年八月から九月にかけての調査でありますが、種々の書類を自宅保管したり他の建物へ持ち込んで保管したことがあるという聞き取り結果を得ているけれども、いかなる理由、状況下でそのようなことが行われたか、また今回の元調本長ら背任容疑事件に関する書類があったかどうかという点についても、これは資料そのものが全部もう没収というか検察庁にあるわけでありますから、その中での聞き取り調査でございますので御理解をいただけると
その際に書類の焼却処分を行ったかどうか、また行ったとして、その中に今回の元調本長らの背任容疑事件に関する重要な書類が入っていたかどうか等については目下調査中であり、まだ確認はされていないということであります。
その際に書類の焼却、処分を行ったかどうか、また、行ったとして、その中に今回の元調本長らの背任容疑事件に関する重要書類が含まれていたかどうかは、確認の手だてが乏しいこともありまして、いまだ確認ができておらず、調査中でございます。
○政府委員(藤島正之君) 本年八月から九月にかけまして、種々の書類を自宅保管したり、あるいは他の建物に持ち込んで保管したことがあるかと、あるという聞き取り結果は得ておるわけでございますが、どういう理由で、どういう状況下でそのようなことが行われたか、また、今回の元調本長らの背任容疑事件に関する書類が含まれていたか否かといった点については現在確認作業を行っていると、こういう状況でございます。